こんにちは!
アラフォー薬剤師オガワです。
先日、こちらの記事で今の職場について紹介させていただきました。

その後退職する旨を伝えた結果、元社長であるT氏と今回の退職(3月末退職。2月後半から有給取得)について揉めたため、労基に相談に行きました。

うんこ社長すぎるんだけどw
私のような個人経営の薬局に勤めている場合には、経営者の一言でその後のライフプランが一変する可能性があります。
しかし「社長にこんなことを言われて、どうしよう!!」と困った時、もしかしたら近くに相談する場所があるかもしれません。
今回の記事では、労働者の味方の一つである労基についての説明と、私が実際に行った感想をお伝えしたいと思います。



勉強になったと思ってあきらめるのは、やることやってからにする。
労基とは?
まず、労基についてです。
労基とは
労基(ろうき)とは労働基準監督署の略で、全国に321署あります。
厚生労働省の管轄で、労働者の労働条件や安全、健康を確保するための行政機関です。



一言でいうと、会社が労働基準法違反をしていないかを監督する場所です。
労基に相談できる内容は?
労基での相談内容は労働法に関わる範囲内に限られ、主に3つに分類されます。
1.労働条件に関する問題
→採用、労働条件、解雇、賃金、労働時間、割増賃金、退職、退職金、有休、就業規則など
2.労災保険に関する問題
→労働災害に該当するかの有無、給付内容についてなど
3.労働者の安全衛生や健康管理に関する問題
→健康診断やストレスチェックなど
(※労働法とは、労働基準法や労働組合法をはじめ、男女雇用機会均等法、最低 賃金法など、働くことに関するたくさんの法律をひとまとめにしたもの)



労基のメインとなる相談は、労働条件に関する問題のようです。
なぜ労基に行くことになったのか
現在の職場の状況
今回、私が労基に相談に行った経緯をお話しする前に、職場の現状を簡単にご説明します。


・2021.3〜2024.4
→T社長(40代・1店舗目)が経営する、うんこ薬局に就職
・2024.5〜
→うんこ薬局M&A予定のため、雇用主がT社長からМ社長(30代・1店舗目)に代わる
※2025.2現在、M&Aが上手く進まず、売買契約を結ぶまでМ社長が雇われ店長的役割をしている(金額の折り合いがつかないため)
※私たちスタッフの給料や薬局でかかった経費は、М社長がT社長に請求し支払われている



普通、契約成立してから従業員移動させるものでは?
この時点でおかしいよね。
労基に行くことになった経緯
そして今回労基に行くことになった経緯は、T社長に完全有休消化(20日)での退職を拒否されそうなためです。
2024年4月、T社長は言いました。


その際、「今までの有休も全て引き継ぐようにM社長に伝えておくね。」と。
しかし2025年2月現在、売買契約は成立しておらず、うんこ薬局の実権はT社長が握っています。
そのため有休消化にかかる負担(人員の補填と私の給料)は、全てT社長。
だから、何が何でも私の有休消化を阻止したいという想いがあります。



T社長から有休は引継ぎで良いと言っていたのに、この仕打ち。笑
ここで分かりやすいように、有給休暇に対するお互いの主張をまとめておくと…
T社長の主張


オガワの主張





どちらの主張が通るのか!!ドキドキ
労基ってどんなとこ?
実際の労基って?
そして週休の日、家から車で10分の所にある労基署に行きました。
労基はビルの中に入っており、受付のあるフロアの自動ドアを開けると3つのブースがありました。
①労災保険
②安全
③労働条件等
今回の相談は、有給休暇の取得についてなので③です。
③ブースの4つある席のうち、3つが埋まっており最後の席に通されました。



みんな相談したいことがあるんだね。。。気持ちわかるぞぉ。
そしてしばらくすると、20代半ばの女性スタッフが私の向かいの席に座り、今回の相談内容を聞いてくれました。



めっちゃ説明下手なのに、しっかり理解してくれて本当にすごいなと思いました!
労基に相談した結果と今後の方針
相談内容を把握したうえで、今回持参した雇用契約書を確認してもらうと、有給休暇の日数が書かれておりサインと捺印があるのでT社長の主張ではなく、雇用契約書の内容が有効になるとの回答でした。



いぇぇぇぇえええ~イ!!!
労基からの提案
そして労基からの提案は2つ。
1、現在の会社社長であるM氏に電話連絡し、有給取得して辞めれるように伝える
2、有給取得後、給料が未払いだった場合に動く



まだ実際の被害が出てないので、会社に出向くことはできないということでした。
今後の方針
有給取得前にジャブで労基に電話してもらうのも良いかと思いますが、今回の場合だとT社長ではなくM社長への連絡になってしまいます。
M社長としては、自分の会社内で揉め事を作りたくないこともあり、今回の件においても有給取得賛成派。
実際に有休が取れるようT社長に働きかけてくれていたので、労基から連絡が来るのは申し訳ないなと思いました。



そのため、2を選ぶしかないです。
そしてこの時の労基からの助言では、2を選ぶ可能性がある場合には、〇月〇日から有休を取ります。と明記された書類が証拠となり、動きやすいとのことでした。



有休開始日をしっかり書いて、退職届提出だね!
労基まとめ
後日M社長に労基に行った結果を話し、T社長に伝えてもらいました。
すると、T社長の返事が…
「あいつ、労基に行ったの?!性格悪りぃな」とのこと。



まじ!!やった!
強がりのように聞こえるかもしれませんが、めっちゃ嬉しかったです。笑
ただこれには理由があり、以前働いていた調剤薬局の事務さんから聞いた話で、
「友達の事務が、管理薬剤師からパワハラを受けていて、しっかり録音して労基に行ったけど何も変わらなかった」と。
T社長はよく、東大卒業のエリート弁護士に会社のこと相談してるから、大抵のことは大丈夫!と息巻いていたので、労基に行っても痛く痒くもないかなと心配していたんですよね。



弁護士に頼んで、実際に揉み消したこともあります。
T社長でも、労基に行くと嫌がるということが分かったことは大きな成果でした。



貴重な休みを使ったかいがありました!
みなさんももし悩みがあれば、労基に行くと良いかもしれません。
そして労基の力を借りた私の今後の方針としては、2025年3月末までの退職届を提出する!!一択です!



さよなら、うんこ薬局。
もう関わらないでくれ。
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派遣だときっちりしているので、今回のようなストレスがないのは有難いです。
1.ファルマスタッフ
サポート能力ナンバーワン!
企業側の内情に詳しいだけではなく、希望があれば面接同行も可能。
オガワは、面接同行+履歴書・職務経歴書を作ってもらったことがあります。(多分結構迷惑かけてるネ、これは・・・)
2.ファルメイト
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